突然ですが、僕はコーヒーが好きです。
美味しいですよね。
元々は甘ったるいミルクティーとかの方が好きだったんですが、
研究室に立派なコーヒーサーバーがあり、しかも教授が私費で豆を買ってくださっていたのでそれを契機に飲む習慣ができたんですよね。いつのまにかハマってました。中毒ってやつか。
めちゃめちゃ高級そうなサーバーだったし今思えばすげえ環境だった・・・。
卒業後したからといってコーヒーに対する中毒性はなくなるわけではなく、初めはインスタントコーヒーを飲んでました。
粉をお湯で溶かすやつですね。安いけど、なんか美味しくない・・・。
そこでドリップコーヒーに切り替えました。小分けのパックに豆が入ってて、お湯をチョロチョロ入れてドリップするやつですね。一杯20円程度になりましたが、粉を溶かす奴に比べるとだいぶ美味しくなりました。
僕はこのドリップコーヒーで半年以上不満は持っていなかったんですが、つい最近、コストを上げずにさらに楽に美味しいコーヒーを飲める方法を知ってしまいました。
それがネスカフェアンバサダーのバリスタコーヒー
しかも実質マシン代は無料
無料でバリスタマシンを貸してもらえるネスカフェアンバサダー制度
- マシンを条件付きで無料で貸してもらえる。解約時などは返却。
- 条件:定期便でコーヒー豆を買うこと。
- 定期便は1ヶ月ごと、2ヶ月ごと、3ヶ月ごとの定期便が選べる。3ヶ月ごとにする場合には1000円以上のお買い物にする必要あり。
- 一回4000円以上の買い物なら送料無料。
一言で言えば、「マシンは無料で使っていいから豆買ってよね。」ってことです。
ここで気になるのって結局いくらくらい買わされるんだ?って話ですよね。
バリスタ用に売ってるネスレの普通のコーヒー豆は一杯20円程度
例えば普通の豆でバリューパックみたいなものについてはこんなものが通販にあります。
これが定期便だとさらに安くて、600円程度です。
コーヒーを1日1杯飲む人ならこれを毎月頼むだけでOKですね。
せっかくだからちょっと別味も試してみたいって場合もだいたい一杯30円程度も出せば色々試せます。
そう考えると「定期便を頼む」という、マシンを無料に使うためのハードルは高くないんですよね。
うちは二人暮らしで二人ともそこそこコーヒーを飲むので3ヶ月定期便にして色んな商品を合わせて送料も無料になっています。
実際に使っているバリスタマシン「バリスタi」
我が家愛用のバリスタマシンです。まあまあスタイリッシュ。
ボタンがいくつかあるのは、コーヒーを淹れるモードがいくつかあって、カプチーノモード、エスプレッソモード等分かれています。
豆は上部に入れる感じです。バリスタ用の缶を買えばこれ用に作られてるので補充はとても簡単。
水は背面。お湯じゃなくて水を入れて置くだけでいいのがとても楽。
淹れるとこ。はい、美味しい。
ちなみに専用携帯アプリを使えば遠隔で淹れることもできます。
ただ、結局コップを置かないといけないので、コップをセットすると同時に直接押しちゃうんですけどね。。。笑
夜セットしといて、朝起きたらベッドから指令を出すって感じなのかな。
また、お手入れは部品が簡単に外せるようになっていて、時々洗い流す程度です。
無料のネスカフェアンバサダー制度、なんか怪しくない?という疑問に対する解
なんか、話うますぎない?という話ですよね笑
だって、コーヒー豆だって特別高くないし、なのにこんなイケてるマシン無料だなんて・・・。
これについて僕の実感をお話しすると、別にネスレが罠を張っているとか、逆に期間限定のめちゃめちゃな奉仕しているとか、そういう異常性はなくて、「ネスレの良くできたビジネス」と考えています。
実は使えるバリスタマシンはそんなすげえもんじゃない説
コーヒーの専門家ネスレが出しているこんなにスタイリッシュで遠隔操作も可能なコーヒーマシン。
「お高いんでしょう・・・?」
って思ってしまいますが、
という予想です。
というのも、マシンを紛失しちゃった時の賠償額が6000円もしないんですよね。
こちら、ネスレHPの文章抜粋
”紛失などお客様の過失によりご返却いただけない場合には、マシン代金として5,800円(税込)をお支払いただきます。”
あれ、そんなもんなの・・・?
もちろん、使い心地とかは最高ですよ。色んな淹れ方がボタンワンプッシュでできるのは楽だし、見栄えも良い。
ただ、例えばコーヒー豆を砕くミルが入っているわけではないし、本質的にはドリップコーヒーを手動で淹れるところを自動化しているだけでもあります。
実際、研究室時代の10万円くらいするコーヒーマシンで、その都度豆を挽いていたのと比べても美味しいかと言われると、そういうわけではない。今となっては比べられないですけどね。
しかも最終的に使用をやめるタイミングではバリスタを返却するシステムなので、そのまま使い回せないにしても部品は使いまわせますよね。
つまり、実は見かけほどネスレはマシンにコストをかけていなくて、十分コーヒー豆等の収益で取り戻せるようになっているのではという推測です。
利用者に高級感を与える点でネスレのブランド名が成せる業かもしれません。
ハードでは利益を求めず、ソフトで長期的に利益を取る・・・よくできた消耗品ビジネスですね。例えばコピー機のビジネスとかがモデルとしては類似じゃないでしょうか。
こういうのって、よっぽどの理由がない限り、辞める!といって辞めるのめんどくさいですしね。手続きとって送り返さないといけない。
ついついコーヒー豆以外のも買っちゃう
これは完全に個人の意思次第なんですけどね・・・。こういうの買っちゃう。
これは、スティックタイプになっていて、カップに入れてカフェラテモードにしてコーヒーを入れると美味しいラテになるものです。
最初のキャンペーンで買ったのですが、これがめっちゃ美味しい。たぶん知らなければ永遠に買わないんだけど、知ってしまった・・・。
一杯一杯の値段は安いんですけど、こういうのもネスレからしたら一杯あたりの利益を上げますよね。
もちろん、純粋にコーヒーを飲むだけだったら上述したようにドリップコーヒーと同じ費用で飲めるんですが、上位のドリンクを飲めてしまうもんだからその分は一杯あたりの単価が上がっています。
結論:別に怪しいリスクは無い。Win-Winになるネスレのビジネス。
顧客は便利なドリップマシンで淹れたコーヒーをこれまでと比べコストを上げることなく飲める。
ネスレは消耗品を買ってもらえる機会が激増する。元々コーヒーにしか需要を感じていなかった客にもコーヒー以外を買ってもらえる機会がある。
結局、コーヒー以外を買う客にとっても、損をするということがあるのではなく、これまで商品として視界に入っていなかったものが購入候補に視界に入った、ということなんですよね。買うとなっても妥当な対価を払うだけです。
ネスレにとってはその販売チャンスの増大が、マシン代を上回っているってことなんでしょう。
というわけで、コーヒー好きの自分は、
と思いながら、月数百円程度コストが上がりつつも毎日プチリッチ気分で様々なコーヒーを楽しんでいるのです。