最近、このブログ以外で記事を書いていました。
「いっちょまえにサブブログか?」
いえいえ、僕のサイトではないんですけども、ともよしさんという方が作られた「理系とーく」というサイトのライターになりました。
こんな感じで4月頭から自己紹介の記事も載せてもらっていました。
そしてやっとこさ初めての記事も公開できたので、こちらのブログでも理系とーくの紹介をさせていただきます。
理系とーくとはなんぞや
管理人はともよしさん
ツイッターの固定ページを拝借しました。こんなブロガーさんです。
https://twitter.com/tomo141/status/914836247603843072
名古屋大のドクターさんで、ブログは高校生の頃からやっているみたいです。このツイートもそうですし、今回紹介する理系とーくもそうなんですが、科学に対しての強い使命感が特徴的な方です。
研究室生活を経験した人ならわかると思うんですけど、ドクターってめちゃくちゃ大変なんですよ。修士までとはまた一つ次元が違います。
ただでさえ研究室って気楽な場所じゃないところがほとんどなわけですが、やっぱりドクターは求められるものが高いですし、修士号までと比べると学位取得自体が難しいです。
学部生だと一年留年したら周りからやんや騒がれていじられたりもしたと思いますが、例えばドクターが最短卒業年数3年のところを4年かかったって特に周りは馬鹿にしたりしません。それだけ大変なことをわかっているからです。
僕の学部四年の時の研究室ではD5…つまり5年目のドクターさんもいましたね。
となると、やっぱり自分のことでいっぱいいっぱいになって当然なわけです。語弊が生じそうなので補足すると、今言った「自分のこと」の中には自分の下の学生の面倒を見ることも含まれてきますしね。
研究に全てのMPを捧げるのとどっちが正しいとか優れているとかそういう話ではありませんが、博士課程という環境にあってこれだけ広く外に視点を持たれているのは特別な感性だなあと感じます。
理系とーくのめざす姿は理系のHUB
創始者のともよしさんには忍びないですけど、ここは僕のサイトなので自分なりの解釈、自分の言葉で表現させていただきますが、
理系とーくの行き着く先は「理系のHUB」だと思っています。こんなかんじ。
「ハブ空港」と言ったりもしますけど、いろーんなものが混ざり合う点の事をハブって言いますよね。
最近よく見る英国風バー「HUB」も同じようにいろんな人がふらっと通りがかってやり取りをする場にしたいという意味になっていると思います。
理系とーくもそういう場所にいずれなろうとしています。似たようなサイトに「Chem-Station」、通称”ケムステ”がありますが、
ケムステが化学特化なのに対し理系とーくのほうが分野に制限がないということに加え、理系とーくはコンセプトとして読者も運営者も一緒になって二つ以上の点、分野を繋げようとする組織である点が大きく異なります。
実は産官学でもこのように異業種を混ぜ合わせて新たな価値を作ろうという取り組みが「イノベーション・ハブ」という名前で流行ってきているんですよね。
理系とーくも目指すところは近いのかなと思います。
大前提として、そこに行けばその道のプロ(ライター)がいる。そのプロと外部(読者)のやりとりの中でまた面白い何かが生まれる。
それは高尚なところでは上記の「イノベーション・ハブ」のように共同研究ができたら本当にすごいと思いますし、飲み仲間ができるってだけでも1Webサイトとしてはすごいことなのかなとも思います。
ただ、これは「理系」という共通言語を介しているからこそ起こり得ると思うんですよね。
物理の人間と化学の人間が出会ってお互いの知的好奇心を刺激し合いながら自分の分野を教えあったり、
全合成の苦しみを知るもの同士が意気投合して会話の尽きない仲になったり、
僕のような企業の人間と学生さんをつなぐ場所になることもあるかもしれない。
これがただの掲示板ならそんなことが起こる確率は皆無だと思うんですよ。その場にある情報、相手のバックグラウンドのほとんどが今自分の興味のあることではないから。
でも理系とーくなら理系に関心のある人が理系の人間が書いた文章を読むわけです。理系で繋がる新たな人間関係が生じる確率はかなり高まると思います。
今はまだまだ発展途上。だからこそ今参加する価値って高いと思う。
まだ出来上がってから半年も経っていないです。
ライターさんも数えるほどしかいないですし、化学系に偏っているので専門記事も医薬系、有機化学系のことしか無いです。読者とのやりとりもまだ殆どできていないですし、状況としてはまだまだケムステのはるか下位互換でしょうね。
ですのでライターさんは常に募集しています。
月何十万もPVがあるわけではないし、まだまだ身内感のあるステージという実感があります。
当分は立ち上げの時期なわけです。
ですが、そんなまだ力のない理系とーくですが、僕は記事をかける理系の人なら一度検討してみたらと思います。
これ、本質的にはフリーランスのライティングのお仕事と一緒なんですよね。
ライターからしたら書いてもその文章は自分の恒久的な資産にはなりませんし、逆にともよしさんからしたら記事執筆を依頼してサイトを早く大きく多彩化するという、よくあるブログ運営の手法の形をしているわけです。
ただし、今回は知らない人のただの情報サイトの記事執筆じゃなくて先述したような理系のHUBの新設です。
もしもこのサイトがケムステと並ぶような巨大サイトになったらこの黎明期に盛り上げたメンバーはどれだけの達成感を感じるでしょう。そりゃともよしさんが一番でしょうけど、それでもライターにとってもやりがいという意味では一番美味しい時期な気もします。
ベンチャーに似たような良さがあると思いますね。まだまだ夢を見ているだけの小規模な存在だけど、だからこそ価値があって面白い。
しかもその過程でライティングスキルだったり、もう10年もブログを運営しているともよしさんからサイト運営のノウハウをパクれ身につけられたら最高じゃないですか。
終わり:理系とーく、一度見てほしい。
ライターさるぽてとしての最初の記事はこちらです。
https://rikei-talk.com/wr006-nopracticability/
まあまあ、記事自体は多少気合の入れ方に差異はあれど普段の記事とあまり変わらないですよ。
どちらかというと全体の雰囲気を見ていただきたい。
そしてもしもライターに興味があれば僕経由でも理系とーくのサイト経由でもいいので発信してみてください。きっとともよしさんも大喜びです。