自動車学校卒業のための試験の内容や所要時間。卒業検定編

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前回に引き続き、自動車学校卒業試験のまとめ記事です。

今回は卒業検定編。

効果測定編はこちら

http://sarupote.com/archives/256

卒業検定は、

学科の効果測定の合格、

および、

技能の最後の授業のみきわめの認定

をもらうと受験することができます。

これに合格すれば晴れて指定自動車学校の卒業証明書をもらえます。

 

これさえ手に入ればあとは仮免の期限が切れてしまおうが1年間は免許センターでの技能試験をパスすることができます。

 

 

卒業検定の試験内容

試験内容は二本立てです。

1、路上運転

2、教習所内の縦列駐車or方向転換

を3人ないしは4人1組で順番に試験していきます。

(何人同時にやるから時期によりそう)

 

点数は100点持ち点がある状態からの減点方式で、

二つの試験終了までに70点を下回ると失格

です。

 

細かなミスを重ねて70点を下回るほか、

一発アウトとなるミスもあります。

 

これ、普通に結構怖いですね。

筆記試験なんてうっかりをしても見直しで挽回できますけど、

運転の試験はそんなことできなくて、

あーーーやっちゃったーーー!

ってなったら終わりですからね。

 

実際の交通事故もそんな感じなのかもな。

 

1、路上運転

もういつもの教習通りです。

教習官の指示に従って進み、途中二箇所で停車の措置です。

 

一つ違うのは、教習官が発進場所まであらかじめ連れてってくれて、路上で停車状態から始まることですかね。

停車状態からの発進をしっかり重要視しているということです。

 

気をつけることもいつも通り。

 

・発車前に安全確認。後ろから車が来ないことを確認してから合図、発信

・気持ち左側を走る(キープレレフト)

・しっかり早めにブレーキをかける

・制限速度を守る(制限速度をよく見ておく)

・右折の前には中央線、左折の前には左側に寄る。

・右左折時には巻き込み確認

・合図を出す前にはかならず周りの安全確認。

・停車場所は交差点、横断歩道の5m以内にはしない。

 

この辺はもう無意識にできるようになってると思います。

逆にこれらができていないとちょっとずつ点数が引かれてしまうようです。

 

次に、絶対に回避するべきことを強調しておきます(一発アウトになる類

・発進時、交差点内での優先車両の妨害

・・・後ろから車来ているのに自分が出ちゃうと教習官がブレーキを踏んで即終了ってこともあるらしいです。

総走行距離20 cmで失格

とかっていう笑い話は手に入るかもしれません。

 

・横断歩道で待ってる人に気づかず通過

・・・これは同期でやっちゃったってやつがいたんですけど、

横断歩道を渡りそうなおじいさんがいたらしく、同期は減速しました。

そしたらそのおじいさんはすぐ渡るのをやめて数歩下がって、明確に譲ってくれた状態だったようです。

そうかとそのまま前進しようとしたら強制ブレーキで失格。

その教習官のことを「老人の善意を一人の若者の悲劇に変えた悪魔」と罵ってましたが失格です。

 

・接触(大)

・・・要はがっつりぶつかるってことです。

でも実際はぶつかる前に強制ブレーキらしいですね。

ということは、教習官にヒヤリハットを感じさせただけで一発アウトなわけです。

もう慎重にスピード抑えめでやるしかないですね。

 

・停止線オーバー

・・・停止線で止まり切れなくても一発アウトです。

逆に、1m弱程度離れててもなんのお咎めもありません。

かなり余裕を見て止まればおっけーです。

 

でも、これ、怖いのって黄色信号のタイミングが悪い時だと思います。

ただ、その場合は特別な判定が行われます。

 

際どいタイミングで黄色信号になった、強めのブレーキになって、停止線をほんのわずかに超えた。

こうなったら必ず後ろをルームミラーで確認してください

そして後ろに車がいなかった場合、少し下がりましょう。

後ろに車がいた場合、仕方ないのでそのまま。

 

これでアウトは免れることができます。

 

逆にほんのわずかのオーバーにならない時、急ブレーキが必要になるときは進むべきなわけですから、

迷うタイミングだった場合は先に進んでしまう方がおっきなリスクは背負わずに済むかもしれません。

 

あとはイレギュラーで起きたら嫌だなって思ってたのは、工事とかですかね。

なかったですけど。自分の走行路に工事場所があったら対向車が優先なので、

もし対向車に気づけず進路変更したら優先車両の妨害でおそらく一発アウトです。

 

そういう意味では若干運の要素が絡みますね。

 

他にも暴走とか、逆行とかも一発アウトですけど、現実的に一発アウトになりえる要因は上記くらいかなって思います。

 

2、教習所内の縦列駐車or方向転換

これ、縦列駐車”or”方向転換なんですよね。

方向転換も左バックと右バックと2種類ありますけど、どちらかだけです。

どれか一つが当日発表されて、受験生はその課題をこなします。

 

とはいえこれも見慣れた教習所内なので教えられた通りやれば大丈夫。

むしろイレギュラーな事態は起こりえない安心感はあります。

 

 

・・・でも実は僕は結構こっちが嫌でした。

 

 

というのも、僕は第二段階の技能の予約がなかなかとれなくて、かなり間延びした受講期間になったんですね。

AT二段階は全部で19時間やるわけですけど、

8時間目、17時間目が縦列駐車と方向転換の授業でした。

 

僕の場合、

初回の縦列駐車・方向転換(8時間目)・・・10月

試験前のおさらい(17時間目)・・・1月下旬

 

・・・「覚えてねえよ!笑」

 

って状態になりました。

 

この縦列駐車と方向転換って、かなり覚えゲーなんですね。

何本目の柱が後部座席の窓に入ったら左におもいっきし切る・・・とか。

 

17時間目のおさらいの時間が再度初回授業のようになった僕は、その授業が終わってから頭の中の全てをメモしました。

 

こんな感じ。THE・メモ。

 

でもこの通りやれば僕の通ってた教習所では完璧にできるわけです。

 

教習でうまくいった体験通りにやればできるはずですが、

何が一番怖いかといえばたぶん接触(大)による一発アウトなのでなるべくゆっくりめに。

 

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