フェデラーの世界ランク一位にまつわる記録
連続一位在籍記録237週
2004〜2008のシーズンで4年半くらい一位だったわけです。
上記のATPランキングの仕組みを考えてもらえればわかると思いますが、そもそもコンスタントに勝ち続けないと一位にはなれません。
それをさらにコンスタントに続けた記録です。
コンスタントに勝つって、どれだけ言葉にする容易さと現実の難しさが乖離していることだろう。
この記録の現役選手で二位につけているのがジョコビッチで122週です。
一時期ジョコビッチ一強って呼ばれるくらいな時代も築きましたが、それでも約半分ですね。
ジョコビッチがここから一位をとって4年半維持っていうのは正直もう考えにくい気がします。
それはフェデラーも同様ですが。
歴代二位となると40年前のジミー・コナーズの160週。これでもフェデラーの3分の2。
通算一位在籍記録302週(これからさらに更新)
通算一位在籍記録でもフェデラーは既に一位です。
これも現役で二位はジョコビッチで223週です。
歴代二位はピートサンプラスの286週。
実はすごく覚えているのですが、
フェデラーは一度通算一位在籍期間285週の時点で二位に陥落したんですよね。
「あと1週なのに・・・!!」
ナダルを憎んでました。
無事その後一位に返り咲いて302週まで記録を伸ばしていたわけです。
最年長世界ランク一位36歳(これからさらに更新)
最年長での世界ランク一位です。これもこれから更新されますね。
ちなみに二位はアガシの33歳です。
けど・・・今回のフェデラーの一位はすぐに陥落ってのが十分ありえる
フェデラーファンなのですごく嬉しい今回の出来事ですが、正直、今年維持し続けるのはまだまだ山があると思いますね。
まず、直近ではフェデラーは2017年3月にマスターズを二つ優勝してます(インディアンズウェルズ、マイアミ)
ということは、ここで勝たないと大きくポイントを落とすわけです。
しかも、どちらもナダルを破っての優勝なので、もしナダルにリベンジされればひっくり返されますね。
さらってマスターズ二つ優勝って書いてますけど、
マスターズ(ATP1000)って、錦織はまだとったことないクラスですからね。
それを二つ優勝しないとポイント維持できないって、なかなか勝負の3月です。
3/6追記
ナダルが3月の大会の欠場、休養を表明しました。
今しばらくの間これはフェデラー一位が続きますね。
おわりに
またフェデラーが伝説を書き足しています。
けど、当のフェデラーはただ健康にテニスできていることをお喜びの様子
https://twitter.com/rogerfederer/status/964664653107249153
時々トップアスリートのこういう無欲な発言を見るけど、
本当に意識しないなんてありえるのかなって思っちゃうくらい、一般人にはまばゆい栄光です。