実際にMirrativで配信してみた
というわけで興味が出たので配信してみた。
配信するのもめっちゃ簡単です。
はじめに設定。
最低限タイトル、配信するアプリを埋めればもうオッケーです。
サムネは設定しなかった場合、配信中の動画から適当に選ばれるようです。
ツイートはお好みですね。
プッシュ通知でコメント表示は正直ゲームの邪魔になります。
代わりにその下の音声読み上げ機能をONにしておけばよっぽどコメントが流れまくる人気プレイヤーにならない限りは大丈夫じゃないでしょうか。
コントロールパネルから録画を長押しして、Mirrativを選択してから「ブロードキャストを開始」を押すだけ。
音声を入れたい人は下のマイクオーディオもオンにすることを忘れずに。
iPhoneの録画についてはこちらの記事を参考にしてください。
iPhoneで画面の動画を撮って簡単にyoutubeにアップロードする方法
初回は1時間配信して22人来てくれました。
かなり上手い人なんてあっという間に視聴者つくんじゃないですかね。
お気に入りマークつけてもらえると結構嬉しいのと、下手なことできねーなっていう緊張感を与えてくれます。まあ、いきなり下手なプレーかましましたけど。
普段ない楽しみを与えてくれるのは確かなので、ふらっと配信してみるのもいいかもしれません。
Mirrativの課題点
1、通信の負担は増える
配信中、明らかにラグは増えました。
強い回線を使えている人には問題ないかもしれないですけど、頼りないWi-Fiでプレイしている人にはゲーム環境自体が悪化してしまう可能性があります。
そしたらゲームに依るとは思いますけど、例えばVainだけじゃなく、荒野行動とかだって良いプレイをするのが難しくなるし、観ている側も楽しくないですよね。
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2、視聴者のニーズを満たせる配信者のクオリティを保てるのか
自分で配信してみて、これはなんとなく感じました。現状ユーザーが感じる不満というよりは、Mirrativというアプリの課題です。
Mirrativは少なくとも僕にとってはどっちかというと配信する側にメリットを感じます。
凡庸なプレイヤーだったはずの自分のプレイ動画を「今リアルタイムで10人観てる」ってなったら結構ワクワクするんです。
逆に視聴者から観てどうなんだろう。
少なくとも僕のことをよく知らない人からしたら、別に特別上手くもない、面白いギャグを言うわけでもない。
客観的に見て、こんなやつの配信を観てられるのは酔狂か暇人ですよ笑
僕も正直、上手い人のプレイを見るならTwitchやOPEN RECの大会動画観に行っちゃいます。
また、わざわざ笑うためにVaingloryの動画を観に行くこともないです。
そこはやっぱり、Mirrativではせっかくの視聴者と配信者の距離を活かして、視聴者が楽しめるようにならないといかんのですよ。
そしてそれは配信者次第です。
配信者が皆「おーい、おれの動画みてよー」って舞台上のスターになることしか頭になかったら視聴者は興ざめですよね。
例えて言うと、喋りたがりしかいない飲み会ですよ。
しかも別に100m走でアジア何位になったとかじゃなくて、地元の小学校で5本の指に入る鬼ごっこプレイヤーだったとか、そんな武勇伝ばかり語られてるんですよ。
これはきつい。
その辺、正直今はMirrativの場合、
「視聴者と配信者の距離の近さ」が、
「可愛い女の子とコミュニケーションを取れる」
という柱を生んでいて、そこの寄与が結構大きいと思うんですよね。
いや、そういう配信者の方々を批判する気持ちは全くない。
むしろ素晴らしいコンテンツ力。世の大勢の人々にリラックスと和みを与えているのだろうし、少なくとも僕はその価値は提供できない。そもそも実はゲームもめっちゃ上手い人もいるかもしれませんし。
ですが、もしMirrativの柱がこれだけになってしまったら、おそらくそれはMirrativの目指している「庶民のゲーム配信プラットホーム」という姿ではないですよね。
というわけで、僕が思うにMirrativは視聴したくなるようなゲーム動画配信者を育てるか引っ張ってこないといけない。
もちろん配信者教室を開くとかそういうんでもないし、勝手に配信者が視聴者を楽しませられるように成長する世界を作る・・・中々抽象的で難しいミッションですよね。
面白そうだなと思って話をお伺いしにいきましたが、
今もまだ面白そうだなと感じています。