数日前、Nyajiraから指令が下りまして、
「これ、和訳よろ」
Vainglory 3.0 5v5 Meta "ttigers"
ttigers選手という世界チャンピオンが語る現況の5v5のメタですね。
めっちゃありがたいものですけど、長い長い。
いくらリーディングばかり鍛えられる日本の英語教育の産物といえどだるい。
というわけでその時はVainできる状態でもなかったしそっとブラウザを閉じました。
その後ぽてを見限ったにゃじが大きなポイントだけ和訳してツイートしていましたね。
この前のttigerの5v5記事、8割端折ると多分こんな感じ。https://t.co/qj5IYRB5Qd pic.twitter.com/rFkTQm3sbt
— Nyajira (@Nyajira_MIN) February 21, 2018
8割も端折ってない気がしますけど、
8割端折るという言葉には「好き放題適当な口調で書くと」っていう免罪符としての機能を狙ったものな気がしますね笑
さらに、かの有名なSenpanさんも要点をツイートしていました。
Vainglory最初の動き方。ttigersのブログから引用です。
JGが赤バフから狩るとき
BOTと協力して赤→ゴールド→回復
TOPとMIDで青→二人組→回復JGが青バフから狩るとき
TOPと協力して青→二人組→回復
MIDとBOTで赤→ゴールド→回復ロームは川で敵の侵入を監視、カメラを設置
— Senpan (@sanosenpan) February 19, 2018
というわけで、
「もう今更和訳の需要ないやん」
って思ったんですけど、
一つだけ今更関われる方法がある。それは全訳。
効率的な情報収拾ではなく、有名プレイヤー記述の文を読み物として日本人に共有する。
著作権的な問題はどうかという観点については、今回はttigers選手はこんなパラグラフで締めています。
”Please Share
Hopefully this brief overview of the current 5v5 meta will be helpful to many players on their journey in the Sovereign’s Rise. If this was personally helpful to you, please share it with your friends so everyone can become aware of meta rotations. Thanks for reading, and let me know if there are any questions or suggestions for future articles.”
いいですか、「プリーズ シェア!」です。
「おーけーおーけー、あいうぃるシェア!」
というわけで英語が堪能なわけではないですし、所々構文がわからない所ありましたし、意訳が過ぎてる箇所もあるかと思いますが全訳です。
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もくじ
Vainglory 3.0 5v5 Meta
イントロ
先日、VaingloryのVer3.0の大型アップデートで、待望の5v5が実装された。
視界に制限のある個性ある新マップと、大幅なヒーロー調整に伴い、5v5のメタは3v3に慣れ親しんだプレイヤーには変わったモノになっている。
また、他の5v5のゲームの経験があるプレイヤーからしてみてもVaingloryの5v5は特徴的で変わったモノだと感じるだろう。
今回の目的は、私が実際に5v5をプレイしたり他のプロと話しながら得られた知見から、他のプレイヤーの皆さんが5v5とはどのようなものかを理解する助けとなることとしたい
Sovereign’s Rise(新マップ)
新マップの最も大きな特徴の一つは流れる川だ。川では流れに沿って動く際(つまりmidから他レーンに周る際)には移動速度ブーストがかかる。
そうした影響もあり、サポート役はマップの中央であり、どのレーンにも気づいたらすぐに助けに出向けるmidに多くの時間滞在することになる。この点は他の5v5と異なる点と言えるだろう。
もう一点注目すべき点として、回復トレントと非常に近い所にジャングルショップがあることが挙げられる。ショップは5:00にスポーンするが、先にミニオンウェーブをプッシュし、ショップに入れたレーナーは、新しく購入できたアイテムで相手レーナーを押し続け、押し続けることでまたジャングルショップでアイテム購入することができ、繰り返し繰り返し有利を取ることができる。
そして、回復トレントとジャングルショップが近いということは、先にウェーブを押しジャングルショップに入れたレーナーはそのままトレントを狩って体力を回復できることになり、このようにしてリスポーンの度にトレントを取れるようになる。
ただ、(ジャングルショップが生じるといえども)良いレーナーは5:00前のリコールできるチャンスを無駄にはしない。
また、特にボトム側のジャングルショップは、相手陣地側に近く、相手ジャングラーがいたらということを考えるとリスキーであるということにも留意したい。
チーム編成のメタについて
まず、ざっくりと理想的な編成について話すと、
少なくとも2人のタンクヒーロー(サポート1+ジャングルかサイドレーン1)
終盤戦でしっかりキャリーできるハイパーキャリー系CPヒーロー
残り2人は編成に合わせて、という形になる。タンクヒーローもう一体でもいいし、CPやWPのレンジヒーローを選ぶこともあるだろう。
TOPとBOTについて
この二つのレーンはそもそも赤バフがBOTにはあったり、TOPはジャングルショップが近かったり等からして違いはあるのだが、この2つのレーンがもしかしたら最も多様性があり、色々なやり方が試されているポジションかもしれない。
実際、他の3つのポジションというのはおおよそピックが固まっているが、TOPとBOTは常々ピックは変わり続けている。
とはいえ、一般的にはどちらかはWPタンクヒーロー・・・ロナやアルファ、グレイブ、ブラックフェザー、グレースなどを取ることが多い。
そしてもう片方は大抵CPでもWPでもレンジヒーローが選ばれる。
その上で、WPヒーローは普通BOTを担当する。BOT側ジャングルには赤バフがあるからだ。つまり、例としてCPソーとロナでサイドレーンをこなすのであれば、ソーがTOP、ロナがBOTに行くのが定石。
また、もしTOPもBOTもWPなのであれば、レンジがBOTに行くことが多い。例えばWPグウェンとWPグレイブがサイドレーンなのであれば、グウェンがBOT、グレイブがTOP、といった具合だ。
チームによってはタンクヒーローよりも2レンジを選択することもあるだろうし、それも良いだろう。セレスTOP、ソーBOTというのも有りだ。
ジャングルについて
コシュカ、クラル、WPバティスト、タカ、レザ、といった序中盤で強いヒーローが良いだろう。
というのも、ジャングルはサポート役を除けば一番獲得ゴールドは小さくなるポジションなので、序盤にガンクや相手へプレッシャーをかけることで試合を有利に運べるアーリーヒーローが効果的だからだ。
MIDについて
ヴァーリア、サムエル、セレス、SPヴォックスといったハイパーキャリーCPヒーローが定番。
MIDはフルビルドになってからキャリーをするポジションとなる。青バフの強化の数値は馬鹿げているほど大きく、CPダメージによりHP吸収効果も相まって、滅茶滅茶なダメージを出すわりに相手からしたら倒すのは大変なキャラになる。
サポート
昔ながらの3v3のキャプテンヒーローなら本当になんでもいい。
グレースやアーダンが多いようで、確かに他より優れているところもあるのだが、外のタンクヒーローでもしっかり仕事はできるだろう、
編成例
(Top, Jungle, Mid, Bot, Support)とすると、以下のような編成例があげられる。
(ロナ, コシュカ, セレス, りんご, アーダン)
(CP ソー, クラル, CP Vox, ブラックフェザー, チャーンウォーカー)
(WP グレース, レザ, サムエル, グウェン, ランス)
(セレス, WP アルファ, ヴァーリア, ソー, グレース)
(CP ローレライ, WP バティスト, スカーフ, ロナ, アーダン)
結局、メタというのは非常に単純明快になっているわけではない。多くのヒーローが脚光を浴びる可能性がある。
ビルドや編成については皆各々が違ったアプローチの仕方をしていて、結局は皆がトライアンドエラーをしながら現在進行形で学んでいる最中なのだ。
あるチームは3レンジキャリーを好むし、他のチームはタンクヒーローでダイブする方が好きかもしれない。
2人ハイパーキャリーCPを置いて、彼らを守る編成ってのもありかもしれない。
3v3でも新しいパッチがきたら何が強いのか模索しなければいけなかったことが5v5でも起こっているだけなのだ。
その結果として皆が何が強いピックか模索しているし、WPバティストジャングルなどはその一例に過ぎない。
数週間後、あるいは数カ月後、今よりも何試合も何試合も試合が行われた後、今よりしっかりと確立されているであろうメタのことを予想して見てほしいのだが、
それでもまだ、完璧に連携を取れるプロレベルであっても完全に理想的なピックってのはわからない状態だろう。
初周の回り方(重要!!!)
もしまだ他で何もメタについて読んでいないのであれば、ここを読んでほしい。それはあなたのためにもなるだろうし、実は私のためでもある。
つまり、皆がプロの周り方を学ぶことで、私にとっても5v5が圧倒的に偏った試合展開にならず、より楽しめるものになるからだ。
もし君がレーナーをしていて、レベル1の時に一人で回復トレントを狩れて、それが良いことだった、なーんて考えているのであれば、このセクションはまさに君のためにあると言ってよい。