「ギター 上達 コツ」
とかって検索したことあるでしょうか。
そこで述べられている結論って、
「とにかく毎日5分でいいから続けること」
などといった安定した継続の大切さで締められていることが多いんですよね。
これは本当にそうなんだろうなって思います。
技術的なコツとかの前に、最も重要なことで、
しかも世の中のギター初心者ができていないことNo.1がこの
「練習を継続すること。」
なんだと思います。
で、あれば、上達という上位目的達成のために、次に初心者が検索するべきワードは、
「ギター 続けるには」
と、なります。
僕も調べました。
すると
・好きな曲の練習をする。
・すぐにでも弾ける環境を整える。
といったアドバイスが並びます。
こういったアドバイスに対して賛成は賛成なんですが、少し視点を変えた目線の意見を書けたらなと思います。
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もくじ
学生時代、全くギターが続かなかった
つらつらと、さもギター上級者でもおかしくないような書き出しをしましたが、まだまだ僕もギター歴一年にも満たない初心者です。
ですが、帰省しててギターがない時以外はほぼ毎日何かしらアコギを弾いています。やらなくちゃという義務の感覚もないです。
そんな僕ですが、学生時代はほとんどギターは続きませんでした。簡単なコードを何個か覚えて、
お決まりの初心者殺しFコードに見事にKillされて終わりです。
リスポーンした後に、Fコードのコツとかなんとか調べたりしてたんですが、
結局大切なのはそれでもいいから毎日続けることだったのに当時はできなかったんですね。
学生時代の自分はなんでギターが続かなかったか
理由は大きく分けて二つあったと思っています。
一つは完璧主義になってたいたこと
もう一つはじゃんじゃか鳴らせる練習環境がなかったことです。
完璧主義問題
ギターが続かなかった時代、
僕は毎回ちゃんとチューニングして、(チューニング前後の違いわからんけど)
運指の基礎練習をして、(何に役に立つのかわからんけど)
その頃には指のHPは半分を切っていて、
好きなYUIのI remember youなどを練習するも、すぐに指が痛くなって終了。
しかもなかなか一回一回のコードの音に納得がいかなくて、
じゃらーんと鳴らしては首を傾げて、またじゃらーん。
僕の練習の中でまともなメロディが鳴ることはほぼなかったですね。
「うん、今日もダメだ!」の毎日
練習環境問題
そもそも集合住宅でアコギって音がでかすぎてご近所さんを思うとまともにピックなんてできません。
じゃあ外でやるかというと、それも周りの目が怖すぎる。視界に一般人が入るたんびに練習終了です。
ギターの練習というよりは蚊にさされにいっただけです。
これが路上ライブをやっている人みたいに上手ければまだいいんでしょうけど、もう弦楽器というよりは打楽器みたいな音しか出ない場合はやっぱりメンタルの問題が厳しいですね。僕がギターケースを広げて置いておいたところで冷めた視線しか入れてもらえません。
社会人になって続けられるようになったコツは?
簡単に言えば上記の問題(完璧主義/練習環境)がクリアされたからです。
ポイントは二つありました。
練習に対してルーズになること
社会人になってからは、チューニングは3、4回に一回です。(どうせ今は違いはわからんし。)
運指の基礎練も飛ばして曲のコード進行の練習です。(今は基礎練がどう役に立つかわからんし)
あとは、時々ネットでもこのアドバイスは見かけますけど、多少鳴らない音があっても先に進む。
これは騙されたと思ってやってみるといいです。
これだけで、ギターしようって思ってからすぐにメロディーを奏でることができます。下手なのには変わりないけど。
でも酷い有様になっても、やっぱそのメロディーが鳴るっていうのが楽しい。
学生時代と違って楽しさをすぐに感じるから続く。
一点誤解してほしくないのは、毎回のチューニングとか運指の基礎練とか、それももちろん大事なことだと思います。
先人が大事だといってるんだから間違いないです。まだまだひよっこの僕がなんと言おうと上達するにはやるべきことです。
ただし、まだ何をしてもおぼつかないギター始めたての人はこの限りではないんじゃないでしょうか。
正確に言うと、
そう言った基礎的なことをして、かつ継続できるのならベストですけど、
その辺を緩くすることで継続が可能になるのであれば、きっちりとやるのは後でも良いのではないかということです。
今はまだチューニングとか運指練習とか、その重要性に気づける段階にありません。
その重要性に気づいた時には自然と学んで取り入れようという姿勢が生まれると思います。
いきなりチューニングとか基礎練に時間を割くのって、
まだ始めたてのサッカー小僧に対して、ボール磨きとか、パス練習とかだけでレッスンのほとんどを終わりにさせるようなものだと思うんですよね。
それじゃやっぱ楽しいって思えなくて、上達しないから、どこのサッカースクールもまずは小学校低学年にはゲーム形式とかをたくさんやらせて、高学年になるにつれて戦術的な練習とかを組み込むんだり、プレイヤーも低学年の頃にはまったく知りもしなかった考え方とかも学ぼうとするんだと思います。
僕も最近になって必要に思えてきて、クロマチックスケールという基礎練習をするようになりました。
鳴らせる環境を得たこと
一軒家に移ったわけではありません。
恥を捨てたわけではありません。
このピックで世界が変わりました。
香取製作所 サイレントピック N-2000 2枚入り N2000
サイレントピックっていうもので持ち手以外はペラッペラのプラスチックなんですが、
その名の通り音がとても小さいです。
今は会社の寮に住んでいるんですが、
隣の同期の部屋にも聞こえないことを実験で確認できました。
家でピックで鳴らせないと指で恐る恐るなぞるだけで音を鳴らすことになるんですが、
やっぱりそれってあまり気持ちよくないし、ギターの練習してるのかなって気にさえなってくる。
音が出せない環境にいるのであれば、このサイレントピックで日頃は練習し、カラオケボックスなどに持っていって音をじゃかじゃか鳴らせる時には普通のピックでやるようにすると捗ります。
カラオケにアコギを持ち込みして弾くのは可笑しいことじゃない
実はこのサイレントピック、レビューを見ていると、
「普通のピックと感触が違うのでこれで練習するのはあまりよろしくない。」
という意見がちらほらあります。
始めたての初心者にとっての反論は既に上記で述べた通り、
今大切なのは「ルーズさ」です。
まとめ:練習に対してルーズになることでギターの練習は続く
ギターって、皆楽しいと思って始めたのに、続けるコツを探してるって変な感じがしますよね。
初心者にとっては、コード進行を鳴らすことが最大の楽しみです。
今回の記事のようなその楽しさを感じる工夫さえできれば、好きで始めたんだから続くに決まってると思います。